あおぞらマーケットからのお礼のことば

南部町で小さな朝市始めました。出会った人に伝えきれない思いを書きます。

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オカンにはいくつになってもかないません。

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柿畑の救援に実家のオカンが

来てくれました。

 

 今日は午前中天気が悪く、畑に入れず昼から畑に行きました。

先日からの雨で、一気の植物は成長が進み、柿畑の柿は花のつぼみが

一気に出始め、夏前の剪定作業に加えて摘蕾作業も

すぐに取り掛からないといけないような状況になってました。

 

ところが、勤め人のつらいところでして明日からしばらくハードな仕事で

朝夕が時間が取れなくなりほおっておくと、一週間先までこの状態で

摘蕾の時期を逃してしまうようになります。

 

摘蕾はなぜしないといけないのかというと、

1 エネルギー不足になるのを防ぐため。

2 自然落下を減らすため。

3 花になってしまうと取るのがたいへんになるため

 

というあたりが理由です。

実は2年前雨が降っていたため休日が使えず時期を逃してしまい

すっかり花になり、その年は柿のなり年だったのに

小さい柿しかできませんでした。

これは花の数を減らして1つ当たりの栄養価を増やすために

1番のエネルギー不足になるということを意識していなかったのと

3番の花になったのでハサミで切ったのもいけなかったからです。

 

昨年も苦労しながらなんとかやったのですが

うまくできると、生理落下と言って柿が自分を守るために

柿を落として調整するのを防ぐこともできます。

 

だから・・・何とかしたい・・・でも時間が足りない・・・

と思いながら2時間ほど摘蕾等の仕事をしていると

見慣れた軽自動車が柿畑の方に来るではありませんか。

 

なんと実家の母でした。

どうも家に用事があって電話したそうなんですが

家内が畑から帰ってこないといったため何か思うところがあり

寄ってくれたそうです。

 

事情を話す前に状況に気づいたオカンは

手袋だけしてさっと摘蕾に行きました。

これが的確で速いのです。

僕は悩みながら考えて残す花を決めるのですが、

自分の畑ではないというのもあってか、オカンは一目見ただけで

摘蕾をします。

 

さすがに体力はないようで、結構休憩してましたが

3分の1程してくれて、自分のその前からやってた分も合わせて

全体の8割が手入れできました。

 

そして終わりごろに一言。

「だいぶん上手になってきたけど、ちょっと気に入らないから残りと

 あんたのやったいい加減なやつは直すから、来週までこなくていいよ」と

ありがたい言葉を残して帰っていきました。

 

先代は父が主力で母はそんなにしてなかったはずなんですが

やっぱりいろいろ思うところがあって研究していたようです。

そしてそんな母から見ると私はまだ甘いようでして

喝を入れられた形になりました。

 

なんだかんだまだまだオカンには勝てないなあと思った今日でした。

 

今日もお読みいただきありがとうございました。

 

もう一つのブログも更新しています。

otousannnosigoto.hatenablog.com

 

 

 

 

 

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